北欧インテリアについて|コーディネートのコツ



こんばんは

ブルワールデザインのあおいです。


今回は「北欧インテリアについて|コーディネートのコツ」について
お話しさせていただきます。



それでは見ていきましょう。

目次

そもそも「北欧」とは一体どういう場所?



皆さんはよく聞いたことがあると思います。

「北欧インテリア」と。

いろんなインテリアショップや書籍でも目にすることが多くなってきました。

北欧インテリアというと、どんな空間を思い描くでしょうか?
もしパッと思いつかない方がいたら、このブログを読んだだけで簡単に覚えることができます◎




そもそも、北欧ってどういう場所なのか。


実はこの部分を紐解いていくと、北欧インテリアの特徴が見えてくるのです。





北欧はまず約5カ国からなることを知っていましたか?

北欧を形成する各国

・スウェーデン

・ノルウェー

・デンマーク

・フィンランド

・アイスランド




北極圏国とも言われているこれらの国々

知っている方が多いと思いますが、そう。北欧って寒いんですよ。





そして寒さだけではなく、日照時間がとても少ないという特徴があります。


北欧の日照時間

・フィンランドの北部では極夜がある(1日真っ暗)

・冬至は大体5〜6時間

・冬は日中でも曇りが多く陽が当たらない



このように「北欧」とは、寒く+日照時間が短い。という特徴があることを
覚えておいてください。


この特徴が「北欧インテリア」のキッカケになっているのです。




北欧インテリアの特徴とは。


北欧インテリアというとIKEAを思い起こす方が多いと思います。

コストパフォーマンスが良く、デザイン性があり実際に誰もが知っている企業です。



さて、早速上の画像を見てください。
「北欧インテリア」で商用利用可能なフリーサイトで画像検索をかけたときに、トップに出てきた画像になります。




この画像を見て「北欧っぽい」と感じる方は多いと思いますが

一体なぜそう思うのでしょうか。







下記にその理由をまとめました。


北欧っぽいと感じた理由

・温かみがある

・ナチュラルな木材が使用されている

・間接照明の使用



大まかにこの3つが合わさった時、「北欧インテリア」っぽいと感じるのではないでしょうか。


1つずつ解説していきましょう。


北欧インテリアの特徴とは。|-温かみがある-



空間を見た時に感じる温かみとは一体なんでしょうか?



それは木材のカラーや、インテリアの素材や形状、照明の色が関係しています。


先ほどの画像をもう1度。



木材のカラー
  • 床材 : ホワイト
  • ソファ脚/サイドテーブル/フロアランプ /アートフレーム : ナチュラルカラー
  • リビングテーブル : ウォールナット


明るめの木材カラーを基調に、空間をほどよく締めるためにウォールナットが使用されています。

この全体的に柔らかく、優しい雰囲気が分かりやすい北欧インテリアの特徴です。



実はこの柔らかく、優しい雰囲気を作り出すのに重要なのがインテリアの素材や形状

一体どんな特徴があるのでしょうか。






北欧インテリアの特徴とは。|-インテリアの素材や形状に注目-


人はどういうものを見て「温かみがある」と感じるのか。


それは優しく、柔らかそうだなと思わせるアイテムたちです。


優しく、柔らかそうだなと思わせる特徴

・曲線

・布製品

・自然素材

いかがでしょうか。先ほどの画像をよく見てみると
共通していることが多いと思います。



前述の締めカラーにウォールナットのリビングテーブルが使用されていましたが
なぜ濃いカラーなのに柔らかく感じるのか。


それは形状が円形だから。

これがもし四角形のテーブルだとしたら、優しい雰囲気の中にほんのり都会的な要素がプラスされます。


曲線とは対極にある「直線」からなる形状だからです。

このように木材という硬い素材を、形状で緩和することが出来ます。
(インテリア、面白いですよね)




次に、布製品について。


パッと見ても、布製品がものすごく多くお部屋をしめていることが分かります。

みなさんも体験した頃があると思いますが
椅子の座面が布製品のものと、レザーのもの

もしくは木材がそのまま座面になっている商品もあります。



座った瞬間にどの素材が一番暖かいと感じるでしょうか。

また長時間くつろぐとなったらどの素材がそうさせるでしょうか。







このようにインテリアの素材で「温かみ」を表現することが可能です。




自然素材とは。


北欧インテリアの特徴として自然素材を使用するのもその1つです。

北欧諸国は森や湖、そしてバルト海、北海など海にも面しているため
日々の暮らしの中で自然との関係が深い諸国になります。



その環境を家の中にも取り込むことが多く、そこを意識するとより北欧インテリアに近づけることが出来ます。


自然素材をどうやって取り込めばいいのか。

簡単にできるのは観葉植物を置いてみること。
たった1枚の画像の中にも4つ植物が置かれています。

では、観葉植物以外にどのような自然素材があるのでしょうか。


自然素材

・コットン

・ラタン(籐)

・竹

・和紙(木から出来ている)



コットン素材のカーテンや、ラタンを使用した家具、小物など
たくさん自然素材を使用したインテリアがあります。


それを1つでも良いのでお部屋に取り込むこと。
北欧インテリアにとってとても重要なポイントです。





北欧インテリアの特徴とは。|-間接照明の使用



北欧地域では日照時間が短いとお話ししましたが、日照時間が短いと私たちの体にどういった影響が及ぶでしょうか。


セロトニン神経が活性化しない

セロトニンは幸せを感じる脳内伝達物資です。これは太陽の光に当たることで人間の中で形成されると言われており、ストレスを軽減してくれる役割もあります。

北欧の冬、日照時間が短いと自律神経の乱れや、気分の落ち込みを感じる方がいるのも事実です。
日照と私たちの体はとても親密な関係にあることが分かります。

メラトニンが合成されない


メロトニンはセロトニンを軸に形成されるものなので、そもそもセロトニンが分泌されないと作られません。

このメロトニンは体内時計をリセットする役割を持っていて、これが減少すると睡眠障害や免疫機能も低下すると言われています。


北欧の過酷な環境を乗り越えるためには、私たち自身が元気にそして心身が整っていることが重要です。
そこで日照時間が少ない北欧の方々は心身をコントロールするために空間に温かみを持たせ、その結果北欧インテリアが出来上がったと言われています。


ストレスを軽減する、リラックス状態を作ることはとても大切なこと。


そこで間接照明の役割が重要になってきます。



私たちが寛ぎを求めて宿泊するホテルや旅館は間接照明の使い方がとても理にかなっています。

間接照明のオレンジ色の光は、私たちのストレスを軽減させてくれる効果があり
また住宅のように照明器具をふんだんに使用している施設は少ないはずです。





寒くて日照時間が短い北欧各国では、自分の家でより寛げるように間接照明を使用し
心身のコントロールを図っており、
このオレンジ色の照明のおかげて「温かみのある空間」が形成されているのです。




北欧インテリアに|コーディネートのコツ(まとめ)



北欧インテリアの特徴が見えましたでしょうか。

とても寒い環境の中で、自分たちの心身を整えるために「温かみのある空間」を作っているということです。




一般の方でも簡単に北欧インテリアにするには下記を参考にしましょう。

北欧インテリア|コーディネートのコツ

・ナチュラルな木材や、白木系で統一する

・布製品を多めに使う

・観葉植物や自然素材を導入

・間接照明を最低1つ取り入れる

・直線ばかりのインテリアで揃えない(曲線がキーポイント)



プロのインテリアデザイナーや、コーディネーターはとても引き出しが多いので
白木を多く使わない、直線のものを取り入れるなどミックスしながらご提案ができます。


そうするとありふれた北欧インテリアではなく、あなたの個性を出したたった1つの北欧インテリアが出来上がります。


ワンランク上の部屋にしたい、ハイグレードな部屋にしたい

そういう場合は是非プロを頼ってみてください。






今日はこの辺で失礼します




では

VOULOIR DESIGN 渡邊あおい





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